HBM宣言
(HBM: Human-Based Medicine、人間の人間に拠る人間のための医療)
〜EBMの歴史的意義とHBM時代の夜明け〜
   

※少し真面目な論調のHBM論。EBMとHBMについて、初めて系統的にまとめた文章です。

大部分は2001年はじめに書き上げ、第1〜3章は、生命倫理学系の雑誌(Bioethics Study Network1(1): 54-60, 2001)

に掲載されました。第6章を書くのに手間取り、その後、完成までに2年かかってしまいましたが、ようやく、完成させることができました。第6章以外についても修正しました(2003年2月2日更新)。

はじめに
1. HBM宣言
2. 医療は何を根拠にして行われてきたか
3. EBMの本質
4. マクロへの視点、ミクロへの視点、人間への視点
5. 恣意的に解釈されるEBM(何をエンドポイントとすべきか?)
6. 「QOLを加味した生存期間」(QALYsやQ-TWiST)はどれだけ使えるか?
7. 「最大多数の最大幸福」(EBM)から「一人一人の人間のその人なりの幸福」(HBM)へ
8. HBMの実際
おわりに
参考文献