患者団体会報への寄稿
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患者さんにとって、そして、医療者にとっても、患者団体の存在はとても重要です。乳がんの患者団体としては、「ソレイユ」「イデアフォー」「あけぼの会」「内田絵子と女性の医療を考える会」「VOL-net」などがあり、精力的に活動しています。私もささやかながら、その活動に関わらせてもらっています。以下、それぞれの団体が発行している会報に掲載された文章を中心にご紹介します。
■イデアフォー通信40号(2001年9月15日発行)
「ハーセプチン治療をめぐって ―がん医療の意味を考える―」
イデアフォーについては、
こちら(http://ideafour.org/)
をご覧ください。
この論文に対しては、慶應大学附属病院放射線科の近藤誠氏より反論が寄せられ、イデアフォー通信第41号(2002年1月15日発行)に掲載されました。
「ハーセプチンと高野論文に思う」と題されたその文章で、近藤氏は、文藝春秋2001年9月号に掲載された氏の論文の真意について述べたあとで、私の論文引用の不正確さを指摘し、論理上の問題点について細々と論じています(詳細についてお知りになりたい方は、イデアフォーまでお問い合わせ下さい)。
あまり生産的とは思えない議論となっていますが、この反論を受けての私の見解を示しておきたいと思います。
近藤氏の反論に対する見解
■ソレイユ会報誌「ひまわり」2003年1月号(No. 90)
今後日本で承認されるかもしれない乳がんのクスリ