パッチ・アダムス
 

 

パッチ・アダムスは、私が最も尊敬する人間です。彼は、医師として、クラウン(道化師)として、世界中の人々の友人として、世界を愛で包み込もうとしています。

 

1999年に公開されたロビン・ウイリアムス主演の映画「パッチ・アダムス」をご覧になった方も多いと思います。私も、医者になって間もない頃、この映画を見て、涙しました。

 

パッチは、1945年生まれ。16〜18歳のとき、父や伯父の死をきっかけに自殺願望にとりつかれ、精神科への入院を経験しますが、愛とユーモアの力を知り、苦しみから抜け出します。医学を志した彼は、医学校でビジネス化した医療の現実を目の当たりにし、それを変革するため愛とユーモアに満ち溢れた無料の診療活動を開始します。その理念、現在ウエストバージニア州に建設中の医療共同体「ゲズントハイト・インスティテュート」へと引き継がれています

 

パッチの活動は、医療だけにとどまりません。「人々が健康であるためには、世界が平和でなければいけない」という思いのもと、パッチ率いるクラウン一行が、世界中の紛争地域や自然災害にあった地域などに飛んでいっては、愛と希望を届けています。

 

2000年、「本物のパッチ」が来日。力強いハグとともに、たくさんのメッセージを受け取りました。

  →「もっといい日」2000年9月号
    パッチ・アダムスが贈る心のメッセージ

       「愛と友情とユーモアこそ最良の薬」

 

2002年、パッチが再び来日、念願の対談が実現し、幸福の意味と医療の役割について語り合いました。

  →「もっといい日」2002年11・12月号
    パッチ・アダムス来日スペシャル・リポート

Health is based on happiness.

健康であるかどうかは、幸せであるかどうかで決まる。

病気があろうとなかろうと、誰もが幸せになることができる。