ハーセプチン治療

マスコミと「夢の治療薬」ハーセプチン
1998年 米国FDAが認可。
その後、マスコミが「幻の特効薬」「がんを治す奇跡の薬」といったイメージでハーセプチンを取り上げるようになるが、日本での認可の見通しは立たず。
1999年11月、流通サービス新聞とCancer Net Japanホームページに高野の記事「乳ガンの新しい治療薬『ハーセプチン』」掲載。
キャンサーネットジャパンあてにハーセプチン治療についての問い合わせが殺到、自己輸入による治療を開始。ハーセプチン1320mg(体重55kgの方で11回分)の輸入に約90万円。
2001年1月4日 読売新聞「医療ルネサンス」で自己輸入によるハーセプチン治療の話題が取り上げられ(東京共済病院での治療風景が写真つきで報告された)、再び相談件数が増加。
2001年6月 ようやく保険適応。
2001年7月14日 週刊現代に平岩正樹氏の記事「『ガンを治す』外資のあの新薬がついに承認された!」。
2001年7月22日 朝日新聞日曜版「これまでの方法では治すのが難しかったものに新しい治療薬が登場した」。
2001年9月 文藝春秋 近藤誠氏が「夢の治療薬」というイメージに警笛を鳴らし、ハーセプチン治療の臨床試験の結果解釈を批判。
2001年9月 イデアフォー通信で高野がマスコミの誇大報道、近藤氏の見解に反論。
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